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​手でつくる。ものづくりの面白さ。

ワンフレームのひとつひとつを積み重ねてつくるコマ撮り=ストップモーション アニメーション、パペットやカットアウト、ドローイング、様々な技法のアニメーションがあります。それらは一つ一つ指先を使って丁寧に時には大胆に、細やかな仕事の積み重ねによってつくり出されます。

アート・アニメーションのちいさな学校では、自分の手をつかって、描き、造り、動かします。

自分のつくりたいものを作るために、コマ撮りアニメーションに必要な技術を学び、そしてなにより志を共にできる仲間と出会う場所。作品づくりの学校です。

自分の作品をつくるための、考え方や技術、方法論を身につける。

アニメーションをつくるために必要なこと、ひとつの作品を仕上げるにはどうすればいいのか。人形アニメーションを制作する過程の中でそれぞれのパートを実践的学びます。また自身の得手不得手を知りチームで助け合うことも重要な要素。一年間を通してひとつの作品を制作します。

アニメート・動きの演習

アニメート、動きの演習。大別すると人の動き、動物の動き、自然現象とありますが、もっとも重要な人の動き(人型キャラ)の歩きや走りまた感情表現の動作をとくに練習します。簡易的な人形〜作り込んだ人形、扱い方も変わってきます。

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​プロの現場へ参加

初めの3ヶ月はプロの現場で、アニメーションの制作はどのように行われるのかを実地に体験するために制作に参加します。

人形のつくり方、動かし方、プロの仕事の

進め方を知る。現在学校主体で製作中の作品「ねじ式」へ参加予定。

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人形制作

人形の素材、構造、デザイン、形態を知る、考える。通年作品制作と連動し、アニメート用の人形を製作。人形づくりを素材や道具の使い方から学びます。

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美術制作 セット〜小道具

美術セットは撮影することを前提に取り外しのできる構造で設計します。作品の演出・見せ方に準じてつくりも考えます。小道具や背景、ミニチュアの制作。

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「一から十まで全て絵コンテだ。」ノルシュテイン。作品のイメージボード、キャラクターデザイン、物語の構成、ショットのアングル、モンタージュ、作品の設計図ともいえる絵コンテを重点的に演習します。

絵コンテ・演出

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撮影・照明

カメラやレンズ、撮影にまつわる基礎知識、ライティングとあわせて演出意図を実現するための方法を作品制作過程で実践的に習得します。

シネマシート
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学校関連施設であるラピュタ阿佐ヶ谷、Mroc阿佐ヶ谷、ミニシアターのスクリーンで、日本映画の名作や、外国映画を大きな画面で観ます。教室にもスクリーンもあり、様々な参考上映もあります。

映画を大画面でみる

編集・仕上げ

撮影した素材の編集〜仕上げはコンピュターを使用します。撮影のDragonFrame ,編集のPremierなどのソフトの使い方またドローイング技法のためのPhotoshop,Aftereffectsも。

​チームで制作すること。

4人前後のチームを組み一つの作品をつくる過程で学ぶ​

人形アニメーションをつくるには多岐にわたる制作工程があります。シナリオ、キャラクター、美術デザイン、人形制作、セット〜小道具制作、アニメート、カメラ、ライティング、編集、音付け、仕上げ。これら作品をつくるために必要な工程を全て学びます。初めての人、独学でやってきたが一から専門的に学びたい方、人形アニメーション、コマ撮りアニメーションの方法論を学び、自身の作品をつくるための力を養い、制作するコースです。

現役作家・プロから実践的に学ぶ。

各パート、人形や美術、アニメート、キャメラマンや照明技師、各パートにはそれぞれのプロフェッショナルな方が基礎から制作している作品について指導〜アドバイスします。2007年に開校した当校第一期生も卒業してはや10年以上、今では現場で活躍している卒業生や作家、研究者、特別講師など様々な人が周りにいます。

​※授業内容その他については状況などによって変更することがあります。

卒業後 スタジオで仕事〜作品制作も

​卒業後は、それぞれ作家、フリーランスの技術者として歩む方が多く、アニメーションに限らず映像関係の仕事につく方もいますが、ノルシュテインさん曰く、学校のスタジオを

かまえてそこで作品づくり〜仕事をさせなさいという言葉もあり、卒業後には学校スタジオでアニメーションの仕事〜作品制作をすることができるべく様々計画しています。

設備と関連施設

スタジオB (ヌクスタ)

スタジオA (コマスタ)

nukuはエストニア語で人形の意。約30坪天井高4mのスタジオ。

丸の内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩15分。人形アニメーションのための設備の揃ったスタジオ

 

JR阿佐ヶ谷駅から徒歩1分 ビル3Fにある初年次

用のスタジオスペース。人形制作から撮影各種

​機材や道具がある。

​教室

ドローイングコース用の教室、作画や取り込みなどのPC作業また座学系や参考上映にも使用。美術書や参考書さまざまな蔵書も。

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ラピュタ阿佐ヶ谷

モーク阿佐ヶ谷

日本唯一の日本映画フィルム上映専門館、名画座。地階には芝居小屋ザムザ阿佐ヶ谷、上階にはレストラン山猫軒がある。

ミニシアターとして2021オープン。単館系の映画や企画上映、新旧の海外作品や国内独立系映画など。​コマドリアニメーションフェスティバルも開催会場。

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モークギャラリーカフェ

現在建設中。2023年夏オープン予定のカフェ&

ギャラリー施設。映像展示を主体にした設備。

ノルシュテイン展覧会なども企画中。

働きながら他校と平行しながら
基本から学ぶ。

人形アニメーションコース / ドローイングアニメーションコース

(一年制 2024年5月〜2025年4月)

アニメーション制作をゼロから学びたい方、独学でアニメーションを制作してきたが 基礎から学びなおしたい方、社会人、学生等と両立しながら通える1年制のコースです。

人形アニメーションコース 

人形アニメーションをつくるには多岐に渡る制作工程、イメージボード、構成、キャラクターデザインから人形制作や美術づくり、アニメート、カメラ照明、編集と一年間でひとつの​短い作品をチームでつくる過程ですべてを経験します。

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3人前後のチームをつくる。制作する作品を決める。キャラクターデザイン、美術セットのイメージ作成。絵コンテ制作。

作品に登場するキャラクターの人形をゼロから作ります。道具や専門的な工具、特殊な材料の使い方を学び、アニメート・コマ撮りのための構造を持った人形を制作します。ミシンなどで衣装も作成します。

撮影カメラや照明機材の使い方、撮影のためのソフト(ドラゴンフレーム)の使い方の講義。美術セットや小道具などを制作します。

●受講期間:2024年5月15日〜2025年4月 

●授業日時:週1~2 回 

 毎週水曜 19:30〜21:30 (通年40回) 

 +土曜 13:00~16:00(通年で15回) 

 ※6~11月など制作の段階により実施

●受講料:320,000円  

​●定員:20名(先着順)

​●応募方法:お申込みフォームより

セットや小道具が出来次第アニメーションの撮影へ。アニメート、照明やカメラワーク、撮影に必要なことを実践的に学びます。編集ソフトPremiereを使って編集・音付けなどの仕上げをして作品完成。Morc阿佐ヶ谷にて作品発表上映をします。

ドローイングアニメーションコース 

作画の基礎・技術を学びながら、自分の作品をつくりあげる。

自分の作品/短編アニメーション作品をつくる過程で、アニメーション作画の基礎、映像制作やソフトウェアの使い方などを基本から身につけます。プロット・イメージボード・キャラクター・レイアウト・絵コンテ、タッチや画材などを生かしてアナログで制作、またひとによってはデジタル環境でも制作します。2022年2月急逝された大橋学先生の方法論を引継ぎながら、カリキュラム・受講者の制作サポートをこれまでより力を入れていきます。自分の絵を動かしたい、ゼロから挑戦したい方、学び直したい方や作品をつくりたいがひとりでは続かないという方までお待ちしています。

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開講からの前半はオリジナルの作画課題をつかって動きの練習。
動かす楽しみ。共通課題メタモルフォーゼ・しりとりアニメなどを予定。

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自作品制作。個人制作が基本ですが、希望があればチームでの制作も可能。1〜3分程の作品を目処にしています。 プロットやイメージボード、キャラクターや設定を検討して絵コンテをつくります。映像演出についての特別講義を予定しています。
絵コンテは編集ソフトつかってビデオコンテにします。

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Photoshop, Aftereffects, Premiereをメインに使用します。画像処理、コンポジット(撮影)、編集や音付け、仕上げ、書き出し、作品の完成までの一連を学びます。作品制作の各作業段階と連動してレクチャーがあります。

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短編アニメーションにはセルアニメ以外にも様々な技法、表現手法があります。古今東西の名作や作家の作品の鑑賞をし、視野を広げ、自分の方法を探ります。

●受講期間:2024年5月17日〜2025年4月 

●授業日時:週1~2 回 

​ 毎週金曜19:30〜21:30(通年40回)

 +土曜 13:00~16:00(通年で15回) 

 ※6~11月など制作の段階により実施

●受講料:250,000円

​●定員:20名(先着順)

​●応募方法:お申込みフォームより

●オンライン受講は準備中です。

「動きの基礎とアニメーションのセンスとを。」

ものはどのように動くのか。グラフィックに思うままに絵を並びかえ撮影すれば一応動く。

しかしモノには、重みや物理的な動きが全てにあり、ヒトには筋肉や骨もある。強い風も弱い風もある。そこで、どんなふうにモノは動くのか、リアルでなくともよいが、理屈は知ろう。それらの知識があると無いでは後にずっと違ってくる。絵で現することがよりらしくなるのだ。そして自分の表現を模索し、自分作品をつくろう。

講師:小林準治  (手塚プロダクション)  

漫画の神様こと手塚治虫の実験アニメーションプロジェクトを片腕として支えてきた。名作『ジャンピング』ではほぼ全原画を描ききる。『ジャングル大帝』『フリテンくん』『安達ヶ原』作画監督。ほか多数。虫とクラシック音楽、映画を愛する。2023年新作の自主作品も完成予定!

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